戦前のペンギンマンガ「南極のペンちゃん」芳賀まさを著 [本]
この本は以前、ペンギンアート展の会場で上田一生先生に紹介したものです。ですので、すでに上田先生のブログで紹介されていますが、あらためて紹介したいと思います。
というのも、おそらくネット上には私の所有するこの本以外には詳細が紹介されていないからです。
タイトルは「南極のペンちゃん」といい、著者は「コグマノコロスケ」で有名な「芳賀まさを」(戦後は「芳賀まさお」と名乗っていたようです。)です。
南極のペンちゃん
昭和15年6月2日印刷
昭和15年6月5日発行
昭和16年7月25日 19版発行
ナカムラ絵叢書
定価1円
著者 芳賀まさを
発行所 中村書店
配給元 日本出版配給株式会社
目次
南極生まれのぺんちゃん
ペンギン鳥
オハナシ
猿と蟹のマラソン競走
ペンチャン
おほさわぎ
標本
ペンチャンノ大手柄
魚つり
寫生
あッたいへん
風船
傳書鳩の叔父さん
病気
お話し
大元気
ペンチャン
国立国会図書館の検索でも戦後の1947年発行のマイクロ資料しかなく(原本はメリーランド大学)しかも、ページ数が少ないようです。
私の本では本文だけで160ページあるのですが、上記マイクロ資料では127ページとなっています。
この写真の右下のページ数をご覧ください。
その他、国立国会図書館には戦後のヒナタ社の復刻版があるようですが、これも96ページしかなく、戦前のオリジナルの姿とは違うようです。
1年で19版も再版した人気のあった本で、戦後も復刻版が出る位の本ですので、もっと情報があってもいいと思うのですが...
目次を見ていても面白いと思うのは、「オハナシ」と「お話し」があったり、「ペンチャンノ大手柄」だけがカタカナの「ノ」になっていたり「あッたいへん」の「小さい『つ』」だけがカタカナといい加減なのかおおらかなのか。
しかも、「南極のペンちゃん」が正式なタイトルだとは思うのですが、奥付けには「南極ペンちやん」とあり、奥付けの次のページにはナカムラ絵叢書の紹介の一覧表があるのですが、そこにも「南極ペンちやん」と「の」がなく、「や」が大文字です。
肝心の背表紙が破損していますので、背表紙には何と書かれていたか非常に興味があります。
このマンガの特徴は、途中にお伽噺が挿入されている点です。しかも、お父さんが息子とペンちゃんが寝る時にお話をするというスタイルで挿入されています。
他のナカムラ絵叢書の本や芳賀まさをの本にもこんなスタイルがあったのかどうかご存知の方は教えてください。
というのも、おそらくネット上には私の所有するこの本以外には詳細が紹介されていないからです。
タイトルは「南極のペンちゃん」といい、著者は「コグマノコロスケ」で有名な「芳賀まさを」(戦後は「芳賀まさお」と名乗っていたようです。)です。
南極のペンちゃん
昭和15年6月2日印刷
昭和15年6月5日発行
昭和16年7月25日 19版発行
ナカムラ絵叢書
定価1円
著者 芳賀まさを
発行所 中村書店
配給元 日本出版配給株式会社
目次
南極生まれのぺんちゃん
ペンギン鳥
オハナシ
猿と蟹のマラソン競走
ペンチャン
おほさわぎ
標本
ペンチャンノ大手柄
魚つり
寫生
あッたいへん
風船
傳書鳩の叔父さん
病気
お話し
大元気
ペンチャン
国立国会図書館の検索でも戦後の1947年発行のマイクロ資料しかなく(原本はメリーランド大学)しかも、ページ数が少ないようです。
私の本では本文だけで160ページあるのですが、上記マイクロ資料では127ページとなっています。
この写真の右下のページ数をご覧ください。
その他、国立国会図書館には戦後のヒナタ社の復刻版があるようですが、これも96ページしかなく、戦前のオリジナルの姿とは違うようです。
1年で19版も再版した人気のあった本で、戦後も復刻版が出る位の本ですので、もっと情報があってもいいと思うのですが...
目次を見ていても面白いと思うのは、「オハナシ」と「お話し」があったり、「ペンチャンノ大手柄」だけがカタカナの「ノ」になっていたり「あッたいへん」の「小さい『つ』」だけがカタカナといい加減なのかおおらかなのか。
しかも、「南極のペンちゃん」が正式なタイトルだとは思うのですが、奥付けには「南極ペンちやん」とあり、奥付けの次のページにはナカムラ絵叢書の紹介の一覧表があるのですが、そこにも「南極ペンちやん」と「の」がなく、「や」が大文字です。
肝心の背表紙が破損していますので、背表紙には何と書かれていたか非常に興味があります。
このマンガの特徴は、途中にお伽噺が挿入されている点です。しかも、お父さんが息子とペンちゃんが寝る時にお話をするというスタイルで挿入されています。
他のナカムラ絵叢書の本や芳賀まさをの本にもこんなスタイルがあったのかどうかご存知の方は教えてください。
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